コロナ融資を受けて喜んでいる投資家達

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■2019年8月9日刊行の拙著■

知ってる人だけが得をする! 太陽光発電投資: 決定版! ローリスクの堅実投資術

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こんにちは。サムライ大家です。

今般のコロナ禍の中、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」や信用保証協会の「セーフティネット保証」など、破格の条件とも言える公的融資が整備されています。

不動産投資家の中には、とにかくこの時期に借りてしまおうと、こぞって申し込みをしている人たちがいます。ほとんどダメージを負っていない人も結構申し込みしているな～と感じます。

そして実際に運転資金や設備資金の名目で超低金利の好条件融資がおりているようです。

しかし、単に借金を増やして嬉しいのでしょうか。

なかにはビジネスの才覚のある人もいて、ここで調達した資金を活用してより大きなキャッシュフローを生み出すビジネスを作る人もいることでしょう。

でも、ただ単に手元資金を増やしておきたいという理由で借りる人もいるわけで…。私には不思議でなりません。

低金利とはいえ、借金は借金です。数年間無利子だろうと元本返済が据え置きだろうと、いつかは返さねばならないものです。

ほとんどの人にとってはキャッシュフローを悪化させるだけの代物です。

もし既存借入の返済に使えるのであれば、低金利の融資に切り替えることで、キャッシュフローを改善させることができるかもしれません。

しかし、例えば公庫の場合は民業圧迫を避けるために基本的に借り換えへの資金使途は不可です（もしかしたら制度融資なら借り換えに使用できるのかな？）。

キャッシュフローの改善に貢献しないにも関わらず「単に借りられるから借りる」というスタンスだといずれ自分の首を絞めることになります。